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実況とインタビュー

スポーツ中継で絶叫系のアナウンサーと、とぼけた質問しかできないインタビュアー。 私がテレビを見る興味をそぐ大きな要因です。

予選にもかかわらず1位通過で勝った勝ったと騒ぎたてる。
- だから予選だって・・・。
選手が戻ってきたところで「どうでしたか。」。
- どうでしたか。ってどう答えればいいのやら。
自分が全力で何かした後にマイクを向けられて「どうでしたか。」と聞かれておまえだったらどう答えるよ。答えがすらすらでてくるのか。
テレビを見ながらぶつぶつ文句を言ってしまいます。

実況は現場の雰囲気を伝えようという気持ちは理解できます。 しかしすでに実況ではなく個人的に応援しているレベルに感じてしまいます。 そのように感じると現場との一体感というより、疎外感を味わいます。

「どうでしたか。」この言葉も非常に便利な言葉です。 この一言を言うだけで、その競技に対して知識のない人でも即席インタビュアーになれます。 後は選手が勝手に答えてくれます。

選手の中には試合を行う前からコメントを考えていたような話し方をする人もいます。 試合前の貴重な時間をさいてコメントを考える。この状況で試合に集中できるのであれば問題ないのですが、 そうでないのなら本末転倒です。

もちろんすばらしい実況をするアナウンサー、的確な質問をするインタビュアーの方もいらっしゃいます。 しかし、残念なことになかなかお目にかかることはありません。

いろいろなスポーツがテレビ中継されることは非常にいいことだと思います。 しかし、特に選手と接する機会のある方はもう少し競技のことを勉強して、 選手と対等とはいわないまでもある程度のレベルで話ができるようになってもらえればと思います。

マスコミ嫌いのスポーツ選手というのが時々いますが、このようなことにうんざりしているのではないでしょうか。